30代の色素沈着やシミの原因と対処法とは?
  1. 30代の色素沈着やシミの原因と対処法

30代色素沈着シミ
原因対処法を紹介!

活性酸素は本来紫外線から肌を守ってくれるもの?

活性酸素は本来紫外線から肌を守ってくれるもの?

私たちのお肌を始め、体内のあらゆる器官を老化させることで悪名高い活性酸素ですが、本来これは外部からの有害物質から私たちの体を守るものです。そのため、有害物質を浴びたり体内に取り込んだりすることによって増えていき、それらを退治してくれるというのが活性酸素の本来の役割なのです。

活性酸素は、紫外線や放射線を浴びたり、激しい運動をしたり、ストレスを抱え込んだりすると、ただちに発生してそれらを攻撃し、除去しようとしてくれます。風邪をひいたときに熱が出るのも、この活性酸素がウイルスと戦うことによるものです。しかしこの活性酸素はあまりにも強い殺菌能力を持っているため、増えすぎることによって私たちの体内の細胞を傷つけ始めます。高熱があまりにも続くと脳に後遺症が残ると言われるのも、活性酸素が増えすぎることによって脳細胞が攻撃されてしまうからです。

私たちの生命維持活動において絶対に必要であるにも関わらず、増えすぎると逆に体を傷つけてしまうため、絶妙なバランスを必要とするのがこの活性酸素なのです。

活性酸素がシミを作るメカニズム

活性酸素が私たちの体を傷つけるという悪い影響の中で、「シミ」の発生に関わるメカニズムを1つ取り上げて詳しく見てみましょう。

まず活性酸素は外部から有害物質を受けることで発生するものでしたね。そのため紫外線を受ければ受けるほど大量に発生していきます。紫外線を多く浴びることで過剰に発生した活性酸素はたちまち私たちの正常な細胞をも傷つけることになります。ところが、ここでその攻撃を前に立ちはだかってくれるのがメラノサイトと呼ばれる、メラニン色素を生成する細胞です。メラノサイトは活性酸素から受けるダメージを一手に引き受けることで、他の細胞が傷つくのを防いでくれます。しかし、その際にメラニン色素を大量に生成してしまうため、新陳代謝が追いつかないほどの色素沈着を発生させてしまい、それがシミを作る原因となるのです。

また、活性酸素によって酸化した皮膚の脂質、つまり過酸化脂質が蓄積することで、そこに溜まったメラニン色素がシミとなって残るというケースもあります。いずれにしても、シミができるメカニズムには活性酸素が大きく関わっているということがよくわかりますね。

抗酸化作用と持った成分配合の化粧品を選ぼう

抗酸化作用と持った成分配合の化粧品を選ぼう

では、活性酸素が増えすぎたときの対処法としてはどういったことが考えられるでしょうか。ここで活躍してもらいたいのは、活性酸素を抑える働き、つまり抗酸化作用を持った成分ですよね。抗酸化作用を持った成分で、化粧品に配合されるものにはたくさんありますが、その代表的なものを以下に挙げてみます。

●フラーレン

ビタミンCの172倍と言われる抗酸化力を持ち、さらに他の抗酸化物質と比較してその作用の持続力が長く、種類を問わず代表的な活性酸素すべてに作用するという特徴を持っています。また、これだけ強力な抗酸化力を持っていながら低刺激であること、抗酸化作用のほかにメラニン色素の生成を抑えたり、肌のバリア機能を回復させたりといった作用もあることから、美容あるいは医療業界で幅広く活用されています。フラーレンを発見したクロトー博士らはその功績を称えてノーベル賞を受賞しています。

●ビタミンC誘導体

体内で酵素反応によってビタミンCとなるビタミンC誘導体は、体内に吸収されやすく、またビタミンCをそのまま取り込むよりも抗酸化作用などの力を発揮しやすいと言われています。アスコルビン酸グルコシド、イソステアリルアスコルビルリン酸2Na、アスコルビン酸ー2リン酸ー6パルミチン酸などが普及しています。

●アスタキサンチン

自然界に存在するカロテノイドの一種で、赤い色素が特徴的です。強い抗酸化作用を持ち、その効果はβーカロテンの約40倍とも言われています。特にシワを作ることに作用する活性酸素を除去する働きが強いため、化粧品によく配合されています。

●フェルラ酸

植物の細胞壁に存在するポリフェノールの一種で、ビタミンEと同等の抗酸化力を持つと言われています。食品の酸化防止剤としても古くから活用されている成分で、紫外線を吸収する作用も持っているため、その美白作用も注目されています。

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